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トゥ神父
Paulus HA MINH TU, MF
命の水を汲み取ろう。

 夏本番が近づいてくるにつれて、ジメジメとして蒸し暑いのは毎年のことで私たちは覚悟していても、今年は想定外の雨が多く、思いがけない大雨の九州、また一方では、水不足や枯渇に悩まされている地域などもあります。やはり夏になると私たちの頭の中は水のことで占められると云っても過言ではないようです。
 一年のどんな時より、自然界の樹々や草花や葉っぱが濃くイキイキと元気に輝いている時です。その輝きの為にも湿度と共に水分は不可欠です。私たち人間もまたこの時期は、どんな時より水分補給を第一に考えるよう何度も言われ、命にかかわる熱中症に罹らないように注意をしています。水なしでは命に関わり、生きることが出来なくなります。水は私たちの生活そのものを反映していると言えるかもしれません。どんなに滾々と湧く水も涸れてしまう時があるように、どんなに沢山のものを持っていても、ある日突然全てが無くなってしまう時もあります。また日々の生活の中でどんなに頑張っても出来ない事もあります。そんな時は、何とかして無くなったもの足りないものを補充して補わなくてはなりません。品物や食べ物は何とかなるでしょうが、私たちの心に潤いが足りなくなり、涸れてしまったら、どうすればよいのでしょうか。
 「あなた自身の井戸から水を汲み、あなた自身の泉から湧く水を飲め。その源は溢れ出て広場に幾筋もの流れが出来るであろう。」(箴言5:15₋17)と記されている通り、キリストに従って行く私たちは、何より、日々の祈り、特に典礼に参加することによって、神から頂いた命の泉、永遠の水という恵みに満たされます。だから私たちの体に水分が欠かせないように、ミサで命の水を与えられる事は、必要不可欠なのです。
 日本の夏は湿度が高く、外出することを避けたくなる私たちですが、湿度があるからこそ、水分があり、生きるものを活かしていくことが出来ます。キリスト者も「渇いている人は誰でも、私のところに来て飲みなさい。私を信じる者は、聖書に書いてある通り、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる」(ヨハネ7:37)というイエスの招きを信じて、私たちが出来る「感謝と賛美の祈り」に出来るだけ集い、仲間と共にキリストとに繋がって行きましょう。厳しくなる暑さに向いますが、この夏の時を豊かな実りに変えて、永遠の命に至る水を汲み取りましょう。


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2019.07.07 Sunday
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