東横病院内でミサを捧げていた人々をきっかけとして、1958年アトンメント会が武蔵小杉に設立した教会です。


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6月のメッセージ

変化から希望が生まれる

トゥ神父

 早いもので梅雨の季節になってきました。梅雨の季節では、静かに雨を受けて咲く風情のある紫陽花が印象的です。先日、日本原産で世界中に何百種類もの紫陽花がある、とテレビ番組で紹介されているのを観てビックリしました。また、紫陽花は土の成分の影響によって、同じ花でも鉢植えと直植では色が違ったり、蕾から咲き始めへ、そして十分に花開く時と次第に色が変わっていったりする、とのことで、ミステリアスな花だなと思いました。雨の中、美しく咲く花の力も感じました。紫陽花の生き方はその場の状況に合わせて自然に対応して咲いています。紫陽花に限らず、自然界にはそのような生き物が数えきれないほどいます。
 小さな花々が丸く固まって咲く一輪の紫陽花のように、人間の心は色々な思いの集合体としての一つの心なのかもしれません。特に今、私たちは新型コロナウイルスによって活動が極端に制限されてしまった中で、新たな生活の形を模索して行かなければなりません。「物事が変わるのなら、私たちも変わらなければならない」という事です。何故なら生きるものは変化に備える必要があるからです。緊急事態宣言が解除されても、私たちは油断することなく、緊張感の中で度々出て来る「新しい生活様式」という言葉を心に留めて暮らしていかなければならないでしょう。
 これまでの生活に慣れきってしまった私たちにとって「新しい生活様式」つまり、これからの変化は私たちを楽にするものではなく、多くの苦しみや大変さなどに直面させるものかもしれません。コロナ禍の今について、私はある20世紀前半のドイツ文学者の「苦しみと失望と憂鬱は私たちを悩ませたり、軽蔑したり、尊厳を奪ったりするものではありません。むしろ私たちを成熟させ、変容させるために存在することをわたしは理解し始めました。」という言葉を思い出し、ある程度の犠牲と共に計画性をもって変わって行きたいと思いました。しかし、キリスト者は「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。」(ローマ5:3-4)という聖パウロの言葉に励まされながら、進むことが出来ると私は信じています。
 ミサ公開が出来ないこの3ヶ月の私たちの心の渇きを思う時、どのような形であっても、再開されるミサによってその渇きが癒されることを確信しています。また、私たちの思いと知恵と力、何より周りを思いやる心をもって柔軟に教会運営や活動をして行かなければなりません。紫陽花の花言葉の中には「辛抱強い」というのもあるようです。紫陽花は、梅雨の前ぶれのようなお天気の毎日に、気分が少し重くなっている私をそっと力づけてくれました。私たちも自然に学び少しずつ変わっていくことに慣れ、受け入れることを学び、辛抱強く今を見極め、新たなチャレンジをして行きましょう。「イエスのみ心の月」であるこの6月の日々の祈りの中で、イエスのみ心に現わされる神の愛を思い起こしながら、変化しつつある生活の中で希望を生み出すことが出来ますよう、共に祈って参りましょう。



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2020.06.02 Tuesday
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