東横病院内でミサを捧げていた人々をきっかけとして、1958年アトンメント会が武蔵小杉に設立した教会です。


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三位一体


三位一体の神

 3ヶ月にも亘って教会に集うことが出来ない現実に気持ちが滅入ってしまいそうな方がおられるかもしれませんが、ミサを再開することが出来るように万全の用意をしています。もう少しお待ちください。
 私たちの日常生活には頭では理解出来ないことばかりか、奇跡的なことがたくさん起ります。目に見えないコロナウイルスは世界中に大きな恐怖を振り播いていますが、直ぐそばに近づくことは出来ない太陽は、この日々にあっても私たちに光と温かさを与えてくれる存在で、これは一つの大きな奇跡です。
また、今、家の中で祈る日々が続いている皆さんは祈る時、すぐ近くにロウソクの火を灯しませんか。私にとって、灯に励まされたり導かれたりの祈りのひとときは、尊い時間です。どんなに小さな灯でも気持ちが落ち着いたり、集中できたり、温かさを感じたりするのです。火を灯してじっと見ていると不思議に感じませんか。ロウソク自体は灯と煙と熱さという3つの面を持っています。これは小さい奇跡だと、私は思いました。他にも、三人家族を例に挙げますと、お父さん、お母さん、子供、この三人は愛を持って、辛い時も嬉しい時も共に分ち合い支え合い、互いに家族としての役割を分担して、幸せな家庭を築いて生きています。三人の個人が一つに繋がり、愛に支えられて、さらに他者への愛が生まれて、一つの家族になっています。
 今日は「三位一体」の主日です。三位とは父である神・子イエス・聖霊です。一体なのですからただ一つの神です。それは、正に三角形△の絵のようにしっかり繋がり、どんな角度から見ても同じで、それぞれが見つめ合い、支え合っている、一つの愛そのものです。私たちにとっても「三位一体」はキリスト者の最も特徴的な信仰対象ですが、「三位一体」という神の奥義・神秘を見出すことは難しいです。何故なら「三」と「一」というただの数字の読み方、または一つの数学の難解な課題として理解するものではないからです。奇跡という意味を遥かに越えたものなのです。「神は愛です」(1ヨハネ4:16)と記した聖ヨハネによれば、私たちは何よりも愛の神秘、愛の不思議さにこそ驚かされるとあります。
 この神の愛について、第1朗読では、モーセを通して神ご自身は「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ちた者」と語られ、愛と憐れみ深い神の姿で神の民を驚かせたのではないでしょうか。神の民の行為は救い出してくださった神に対する背信行為、また裏切り行為であるにもかかわらず、神は人間に対する限り無い愛の深さを宣言されたのです。何故神は、こんな不思議な事をしたのでしょうか。それは、人間を愛していたからです。この神の心は「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」と、具体的に福音の中で明らかにされています。人間に永遠の命を与えるために、人間を含め、全世界に存在しているものを愛しておられるのです。父である神の愛によって全世界が造られ、この神の愛が具体的にイエス・キリストを通して現わされ、イエスが復活されて天に戻られた後は聖霊を送ることを約束されました。私たちが生きている今の時代、神の愛を生かすために聖霊の力が働いているのです。
 皆さん、「三位一体」は私たちにとって神の愛を身近に感じながら、日々の生活の中で生かしていくものです。それは、実際に三位一体を「十字を切る」というしるしを通して現しています。私たちにとって、これは単なる形式や習慣などではありません。信仰生活に於いて「三位一体」の神の名によって、神の愛を感じて生きて行くことを示しています。十字を切ることは、私たちに与えられた神の愛の交わりに与らせて頂き、導かれ歩んでいくという意味を込めたしるしなのです。このしるしによって神の愛は私たちの心の奥深くに入り、その愛の中で支えられ生きて行くのです。今日の第2朗読の中で「喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。」というパウロの呼びかけに応えて生きることと同じです。
 これから、使徒信条をゆっくりと唱えましょう。この祈りを通して、父となり、子となり、聖霊となって神の愛が示していることを深く感じましょう。そして私たちも、与えられている神の愛に気が付き、周りの人々への愛を力強く証しして生きることが出来ますように祈りましょう。


 

2020年6月7日
ハー・ミン・トゥ神父

2020.06.05 Friday
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