東横病院内でミサを捧げていた人々をきっかけとして、1958年アトンメント会が武蔵小杉に設立した教会です。


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年間第21主日


弱さを礎とした信仰

 連日の猛暑での私たちの心と体の疲れが神の慈しみによって癒され、日々の生きる力を新たにすることが出来るように祈りましょう。また、仕事に従事している人々、思いがけない自然災害やコロナ感染によって苦しんでいる人々に心を向け、神の計らいにすべてを委ね、希望のうちに生きるための協力を強めていくことが出来ますよう、祈りたいと思います。
 今日の福音朗読の中で、イエスは「わたしを何者だと言うのか」と弟子たちにお尋ねになります。この質問を通して、イエスとの関係性からイエスについての理解が確かめられ、群衆の見方とイエスの弟子たちの考え方が語られています。
 まず、群衆はイエスを偉大な宗教活動家、預言者たちの一人として見ました。彼らはイエスを表面的に見ているだけで、本当のイエスを見ることが出来ませんでした。一方、群衆と違って、近くでイエスに触れて、いつもイエスのそばにいる弟子たちには、群衆の判断とは異なった目が生まれてきています。弟子たちには「神の子である」というイエスの正体が解っていたようです。神の恵みに導かれたペトロはイエスに「あなたはメシア、生ける神の子です」と荘厳に宣言します。ペトロの応答は大変素晴らしい信仰に満ちた告白です。もちろん、これはペトロ自身の応答ではなく、父である神の権威によって保証されているものです。この祝福された信仰告白をしたのは、イエスの十二人の弟子全員ではなく、ペトロだけです。ペトロについては、この力強い信仰のみではなく、弱さについても聖書に書かれています。何より、イエスが裁判にかけられた際、ペトロは外で3回イエスのことを知らないと言いました。何があっても裏切らないと言った同じ日に、3回知らないと言ってしまう、人としての弱さを持っています。そして、その弱さ故にどんな時も神の愛に立ち帰る心を持っています。ペトロはイエスの教会に属する仲間たちを引っ張っていきました。さらに「わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:32)とイエスに言われた通り、他の弟子たち、また今の私たちを励まし強めたのです。ぺトロはすべての弱さを身につけ、誰よりも熱心で、イエスについて理解することより、ただ良くイエスに従いました。神はそのようなペトロに「天の国の鍵」を与えます。この鍵は天の国を開く「鍵」です。第二朗読の中の「神の富と知恵と知識のなんと深いことか」というパウロの確信と同じであると言えます。イエスは十字架で死に、生ける神によって復活する「神の子」であり、メシアである、と信じているペトロは真のイエスを知っていました。自分の命を懸けて、イエスの後についていく気持ちを持っていたのです。
 このことは、第一朗読の中で、「わたしは、お前をその地位から追う。お前はその職務から退けられる」と、預言者イザヤを通して告げられています。ペトロをはじめ弟子たちは、イエスに誠実について行かなければ、この使命と権能は与えられないのです。イエスと繋がり結ばれていることが条件です。
 教会とは「神の民」の集まりです。私たちはここに集まり、神の子としてイエスの弟子としてイエスの後について行くのです。このことを知っていても慌ただしく毎日を暮らしている私たちは、イエスさえも日常の中で流してしまう恐れがあります。今イエスは「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」とここにいる私たち一人ひとりに問いかけています。私たちはイエスについてどこまで知っているのでしょうか。私たちは本当に疑いなく、イエスの後にしっかりついて行くことが出来ているでしょうか。このイエスにどのように答えるかは私たち次第なのです。弱さを持つ私たちは自らの力だけでは、受難と十字架の道を歩み続けることは出来ません。日々の祈り、特にミサを通して、神の働きと聖霊の導きの中で、喜んでイエスについて行き、神の国の完成を目指して一歩ずつ歩んでいくことが大切です。
 私たちが従っていくイエスは「メシア、生ける神の子である」という確信を心に留めて、神の慈しみと愛の力を証しすることが出来ますように生きて参りましょう。

2020年8月23日
ハー・ミン・トゥ神父

年間第21主日_印刷用(PDF形式)

2020.08.22 Saturday
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