東横病院内でミサを捧げていた人々をきっかけとして、1958年アトンメント会が武蔵小杉に設立した教会です。


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7月のメッセージ

共に生きること

トゥ神父

 梅雨から本格的な夏へと向かっています。蒸し暑さと湿気により、植物がコロナにも負けず、しっかり枝葉をグングン生い茂らせています。この季節は限りなく伸びて却って邪魔になるので、人は剪定します。人間の知恵や様々な新しい技術によって、より綺麗に見事な花を咲かせる為に花芽が整えられています。例えば家庭菜園でも、より綺麗な花の為に他の小さな蕾が、間引かれているのです。自然に任せるままなら、小さな蕾の花も実もそれぞれに適した状況で花開いたことでしょう。人間が求める美しさの為に、自然界と関わる時、自然界の理よりも人間の功利主義が優先されすぎているのではないかと疑問が生じます。
 人間は一人ひとりのオリジナリティを無視して上下や優劣、また能力や金銭の有無などを基準に人の価値を評価してしまうようになったのです。それが長い年月のうちに修正出来ない程の根深い差別となっています。人種差別の根源は何処にも存在していませんが、それは人間の心の中にあります。人種差別とは言い換えると自分を崇拝すること、自己中心的な生き方です。先日、アメリカで起きた警官の黒人への過剰対応による死亡事件は世界中をあっという間に駆け巡り、情報の根拠や、問題点がはっきりしないうちに、感情がオーバーヒートしてしまっているような気もしました。これまで以上に世界各地での人権差別に対する抗議は、連帯デモへとエスカレートしています。本当に悲しくやるせない気分です。人間同士の共通点が連帯や一致を生み出し、お互いの違いは多様性として、お互いの足りないところを一層補い合い、庇い合い、知恵を出し合い、助け合わなければ、今の地球規模とも言えるコロナウイルスの問題も解決していくことが出来ないと思います。
 教皇フランシスコは「親愛なる友の皆さん、わたしたちはいかなる形の人種差別や排除を容認することも、それに対し目をつぶることもできません。わたしたちは、すべての人のいのちを聖なるものとして守らなければなりません。同時に、わたしたちは、『この数夜の暴力は、自己破壊的かつ自虐的である。暴力からは何も得られず、失うものの方が多い』と認めなければなりません。」と強く世界中に向かってアピールしています。人種差別は殺人悲劇の犠牲者であり、自己破壊を引き起こすことです。私たちは人類のあらゆる尊厳を守るふりをしながら、人種差別や他者の排除を許することは出来ません。
 コロナウイルスに封じ込められたような日々から少しずつ分散ミサや地域毎のミサというのが始まりました。これも自分の命を守るだけではなく、他者のために生きることにもなります。私たち一人ひとりが愛の文明を築きたい者でありながらも、弱さを持つ人間には、限界があります。だから、共に祈り合って神により頼み、進む道を探って行きたいのです。何より「わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。」(ローマ15:1〜2)という言葉を心の糧に日々の信仰生活を励んで参りましょう。



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2020.07.03 Friday
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